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創作相談板 記事No.8366

Re: 小説の書き方

◆ kye [8366] 11/02/09(水) 01:15
どうも、下手の横好きでやっております。kyeと申します。

自分には戦闘パートを上手に書けているという自信はありません。
なので話半分で聞いてもらえるとありがたいです。

そもそもどうして戦闘をやろうとするのか、どうして戦わなければならないのかをハッキリさせているでしょうか。
そこがブレると文章を書くこと自体のモチベーションに関わります。
戦闘シーンを書きながら「オレ、なんでこんなの書いてんだろ……」と半ばへこみながら血とか悲鳴とか怒声を飛ばさないといけなくなります。

戦闘の意味や目的が定まっていたとして、実際に文章に起こす際、読み手に何が繰り広げられているかを伝えなければなりません。
一人称(主観)でも三人称(客観)でも、一歩引いた視点から、戦いの情景、というか情報を開示しなければいけません。
誰が何をやっているか。どちらが優勢か。不利を負う原因は何か。逆転の兆しはあるのか。
……などは小規模な戦闘の場面においては臨場感を意識しながら、ときどき一歩引いた情報を挿入すると読みやすい内容になると思われます。
もしも戦闘が大規模(例えば部隊を率いて戦争するとか)になったら、勝ったとき、負けたときの結果を先に示しておいたほうがよいかもしれません。
大規模戦闘の場合は政治的な駆け引きに繋がりますが、小規模な戦闘でも報酬やリスクは戦闘中に書いておいていいかもしれませんね。緊張感が出ますから。

もっと微に入り細を穿った部分に踏み込むと、文章自体の長さを意識するのも読み手にとっては大事でしょう。
言葉で言えば「緩急をつける」というだけですが、長文と短文を場面によって使い分け、速度や緊張をコントロールする技術があります。
ここまでくると作者さんそれぞれにやり方が違うでしょうから、自分なりの書き方しか言えませんが、自分の場合は第三者的な情報は改行を含まない短文の連続で繋げ、スピードの欲しい場面ではひと繋がりの所作を一文にまとめて書いてしまいます。速度を落として緊張を表現したい場合は、それをバラして改行を含んだ短文として並べますね。
(例:長剣を晴眼につけ懐深く踏み込み、一閃。→長剣は晴眼に。踏み込みは懐深くに。一閃。)

その他、戦闘の流れを先に把握しておくとか、逆転の手段を考えてそこから逆算して戦闘を組み立てていくなど、直接文章を書く前に作り込んでおくべき余地は多分にあります。


さて、正直に告白すると、自分はここまで細かいことを意識的に考えて文章を書いているわけではありません。
相手が読みやすいように、という見地を忘れず、少なくとも自分が読みたいと思える文章を心掛ければ、そうそうヒドイ結果を見ることはないでしょう。

参考になったか分かりませんが、創作、頑張ってください。

(でも自分が読みたいものがスラスラ書けたら苦労しないよね……;;)

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