◆フィリア(03)

●眼鏡について

ルーティ>眼鏡…取ってみたら?
フィリア>ほとんど、見えなくなってしまいますわ。
ルーティ>ふうん、残念。フィリアは目が大きいから、可愛いと思うわよ。
フィリア>いいですよ、今のままで。
ルーティ>女の子なんだし、いろいろと試した方がいいわよ。そんなこと言ってると…えい!
フィリア>あ! あぁ! ルーティさん、何をなさるんですか!
ルーティ>眼鏡はここよ。
フィリア>もう、嫌ですわ。意地悪しないで返してください…あ、あら、
ルーティさん、心なしか小さくなられたような…。
ルーティ>フィリア、ホントに見えないのね。
フィリア>はい?
ルーティ>ゴミ箱に話しかけてどうすんのよ。あ、あたしはこっち。はい、眼鏡。
フィリア>はぁ、もう! ひどいですわ。あまり悪ふざけが過ぎると、今にばちがあたりますよ。
ルーティ>あいにくだけど、あたし、神様って信じてないから。
フィリア>…そうなのですか? でも、神はいつでも、ルーティさんを見守っておいでですわ。
ルーティ>ふうん。…フィリアにとっての信仰ってどんなものなの?

フィリア>信仰…ですか? ひとことで言い切るのは難しいですわ。
そうですねえ、私(わたくし)を生かしているもの、とでも申しましょうか。
水や空気と同じで、それがないと生きられない…生きるための支え。
ルーティ>水や空気ねえ…。
フィリア>はい。なくなると困るんです。そして、他人がいらないと言っているのを聞くと、
不思議なんです。どうして? って。
ルーティ>なるほどね…。
フィリア>きっと誰にも、こういったものは存在するんでしょうね。
信仰に限らず、ルーティさんにだって、あると思いますよ。
ルーティ>あ! ひょっとして、あたしの支えはお金だ! とか思ってない?
フィリア>そ、そんなこと…ありません。ルーティさんが金の亡者だなんて、誰も思っていませんわ!
ルーティ>ふ、フィリア…あたしはそこまで言ってないってば。も、悲しいなあ。まぁいいけどね。
さ、次、次。
●選択肢
信条について

司祭という職業について

趣味について

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