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テイルズオブシンフォニアスキットテキスト

100〜199

  • 色分けはキャラクターが変わるごとにしています。
100:遺跡モードは永遠に
しいな「リフィルの遺跡へのこだわりは
母親を探すためのものだったんだね
リーガル「感傷を隠すため、あえてあのような振る舞いを
していたのだな
プレセア「リフィルさん、かわいそうです
しいな「でも、これからはリフィルも・・・
ゼロス「んぎゃあああ!
リフィル「ゼロス! よくも貴重なバラクラフ王朝の壺を!
今日という今日は許さんぞ!!
ゼロス「リ、リフィルさまぁ〜。
壺なんて、後でいくらでも買って・・・
ぎゃああああ!
リフィル「ふん!
しいな「・・・変わってない・・・ね
プレセア「そのようです
リーガル「やれやれ・・・
101:森を抜けるの?
ロイド「はぁ・・・
家に帰るのに
いちいち西の森を抜けなきゃいけないのが面倒だよなぁ
102:神子の試練
ロイド「みんな、大丈夫か?
ジーニアス「う、うん。まったく、なんで聖堂に
こんなたくさんモンスターがいるわけ?
クラトス「これは神子に与えられた試練だ。お前たちも、それを承知のうえで
神子についてきたのではないのか?
ロイド「わかってるよ、そんなこと
コレット「ごめんね。わたしのせいで
ロイド「いいっていいって。世界の平和のためだったら
よろこんで協力するぜ!
ジーニアス「ドワーフの誓い第一番だね!
ロイド「それはいうなっつーの
103:ディザイアン襲撃!
ロイド「ちっくしょう!ディザイアンめ!
ジーニアス「こいつら何でこんなひどいことするんだ!
ロイド「とにかくみんなを避難させて、奴らを追っ払うぞ!
ジーニアス「うん!
104:感じが違う?
ロイド「ふぅ・・・一人じゃつらいぜ・・・
しかし、ここのディザイアン、イセリアを
襲った連中となんか感じ違うなぁ・・・
105:コンボ! ロイドとコレット
コレット「すごいすごい。やっぱりロイドは強いね
ロイド「んなこたぁないよ。コレットのおかげさ
コレット「ううん。私は後ろで見てただけだよ
ロイド「だから安心して戦えるんだ。これからも頼むぜ
コレット「うんっ
106:コンボ! ロイドとジーニアス
ジーニアス「やったねロイド。僕たちのコンビは最強だよ
ロイド「あったりまえよ。この調子でいこうぜ!
ジーニアス「うんっ
107:コンボ! ロイドとリフィル
ロイド「先生。今の俺の動きどうだった?
リフィル「よくってよ。ロイド
ロイド「だろうと思った。ひょっとして俺って天才?
リフィル「はぁ・・・この才能が勉強にも向いていればねぇ
ロイド「ん? なんか言った?
108:コンボ! ロイドとクラトス
ロイド「どうだ! 見たか? 俺の戦いっぷり。
ズバッといってガーッとなって・・・
クラトス「ふ・・・その程度で浮かれているようでは
先が知れてるな
ロイド「な・・・なんだよ。文句あんのかよ
クラトス「・・・せいぜいこれからも精進するのだな
ロイド「ちぇっ、つまんねぇヤツ
109:コンボ! ロイドとしいな
しいな「やるじゃないかロイド
ロイド「まあな。しいなもなかなかだったぜ
しいな「あはは。あんたとは息が合うねぇ。
次もたのむよ
ロイド「おう!
110:コンボ! ロイドとゼロス
ロイド「やったぜ! 俺の・・・
ゼロス「俺さまのスペシャルウルトラゴージャスボンバーが炸裂だ!
ロイド「あっ? 今のは俺の攻撃だろ!
ゼロス「コラコラ、ハニー。おかしなこといっちゃ困るよ
どう見たって俺さまの
ゴージャススペシャルマッチョボンバーだっつーの
ロイド「俺の攻撃だったって。
それにいつのまにそんな名前つけたんだよ
微妙にさっさと変わってるし
ジーニアス「遊んでると二人ともおいてっちゃうぞー
ロイド&ゼロス「待ってよー
111:コンボ! ロイドとリーガル
ロイド「よっし、絶好調!!
リーガル「大地に返り・・・眠りたまえ
ロイド「リーガルはいちいちおおげさだな
リーガル「死者への弔いを怠れば霊魂となって
一生つきまとわれることになるぞ
ロイド「えーっ! どうか安らかにお眠りください・・・
リーガル「ハハハ・・・
112:コンボ! ロイドとプレセア1
ロイド「よっしゃ! ばっちり決まったな
プレセア「・・・
ロイド「あり? なんか調子狂うな
113:コンボ! ロイドとプレセア2
ロイド「よっしゃ! またまたばっちり決まったな
プレセア「はい・・・。ロイドさんって強いんですね
ロイド「今ごろ気づいたのか? なーんてな
プレセア「ごめんなさい
ロイド「アハハ・・・いや冗談だったんだけど・・・
114:大人の味覚
ロイド「なぁコレット。おまえ最近味覚が変わったのか?
コレット「・・・えっ?
ロイド「いや、だってさ。あんなに嫌いだったピーマンとか
食べるようになったじゃん
コレット「あ・・・うん。なんか、苦く感じなくなったの
リフィル「味覚が大人になったのね
コレット「・・・たぶん
ロイド「でも昔に比べて、あんまり食わなくなったぜ
好き嫌いがなくなったのはいいけど
メシはちゃんと食った方がいいぞ
コレット「うん・・・ありがと。でもだいじょぶだから
115:リフィルの料理
リフィル「さあ、みんな。お食べなさい
ジーニアス「あ・・ああ。うん・・・
クラトス「いただこうか。・・・うむ、香ばしくて・・・
歯ごたえがあって・・・
今までに食べたことのない味だ
リフィル「そう・・・やっぱり失敗しちゃったのね
クラトス「ぐっ・・・ファーストエイド!
116:辛い料理
クラトス「からいな・・・。香辛料のいれすぎのようだ
コレット「ごめんなさい・・・わたし、料理が苦手で
味覚も・・・
クラトス「味・・・そうか、すまんな。
今の発言は撤回する。私が言いすぎた
コレット「いいんです。本当のことなんですから
117:小食コレット
ロイド「どうした、コレット? もうごちそうさまか?
リフィル「・・・調子でも悪いの?
コレット「ち、ちがうの。
ちょっと量が多いかなぁって・・・
ロイド「そうか? いつもより、少ないぐらいだぜ?
コレット「あ、大丈夫。ちゃんと全部たべるから
118:味覚が戻った!
ロイド「コレット! 何でも好きな物言えよ
コレット「え? どうしたの急に
ロイド「だって、せっかく味覚がもどってきたんだぜ。
うまいもの食わせてやりたいじゃん
コレット「・・・ありがとう!
ロイド「い、いいんだよ。とにかく、何でもいいぜ!
好きなもの作ってやる
コレット「えっとねぇ・・・ピーマン以外なら何でもいい
ロイド「・・・結局ピーマン嫌いも元にもどったんだな
コレット「エヘヘ、ごめんね
119:男の料理
ロイド「料理なんてできるのかよ。リーガル
リーガル「ふ・・・甘くみられたものだ
できるかできないかは
食べてからいってもらおう
ロイド「おっ! けっこういけてるぜ
リーガル「当然だ
ロイド「でも、リーガルのことだから足で料理してたりして
リーガル「当然だ
ロイド「・・・
リーガル「・・・冗談だ
ロイド「冗談に聞こえないんだよー! もー
120:忘れられない味
ロイド「ちゃんと手でつくったんだろうな?
リーガル「あれは冗談だといっただろう。
足で料理する人間がどこにいる
ロイド「だってリーガル、マジな顔で言うからさー。
おっ、これまたうめぇ!
リーガル「これは・・・
私の大切な片翼が作ってくれた料理だ
プレセア「ママの味・・・
ロイド「どうした、プレセア?
プレセア「いえ・・・なんでもない・・・です
121:料理は火力!
ロイド「うめー! ジーニアスの作ったもんはいつもうまいな。
料理の秘訣を教えてくれよ
ジーニアス「それは火加減。僕が料理するときは
いつもファイアーボール! なんてね
しいな「なるほど。あたしの料理は火力が弱かったのか。
こんどイフリートを召喚してみよう・・・
ジーニアス「冗談なのに・・・
122:ドワーフびっくり鍋
ロイド「リーガルって料理が上手なんだな
リーガル「自分ではまだまだだと思うが。
・・・しかしほめられるのは嬉しいことだな
コレット「どうしてそんなに上手なんですか?
リーガル「さあ、どうしてだろうな。
何か一つのことを極めるのが好きなのだろう
ロイド「へぇ〜。じゃあさ
今度ドワーフびっくり鍋を作ってくれよ
リーガル「・・・どわ・・・
コレット「ドワーフびっくり鍋です。すごいんですよ
ロイド「親父の得意料理なんだ
コレット「お部屋を真っ暗にして
お鍋に色々なものを入れて煮るんです
ロイド「前に作ってくれたときは、鉄鉱石とか入ってたぜ
コレット「あと長靴とか・・・
リーガル「・・・今度・・・挑戦してみよう
ロイド&コレット「やったー!
123:大樹の名残
ロイド「うわっ、また木の根だよ
ジーニアス「ほんと、やんなっちゃうよね
リフィル「忘れたの? ここはあの大樹の
あったところよ。その名残に違いないわ
ロイド「げっ! じゃあこいつらって・・・
しいな「心配いらないよ。
こいつらにはそんな力は残っちゃいないさ
ジーニアス「でも、どこかに生き残りがいたら、どうするの?
植物って結構しぶといんだよ
しいな「その時は、アタシに任せときな
ロイド「おう、頼りにしてるぜ
124:時を越える力
ロイド「・・・
リフィル「どうかして? ロイド。
敵を倒したのに浮かない顔ね
ロイド「エターナルソードって、人が扱える力を越えてる・・・。
俺、感じるんだ。この剣の真の力・・・
この剣はその気になれば
時をも越えられるんじゃないかって
リフィル「時を越える? 過去や未来に行けると言うこと?
ロイド「ああ・・・
リフィル「・・・ロイド・・・もしその剣の力で
過去にいけるのなら・・・私は・・・
ロイド「ダメだぞ! 先生! どんなつらい過去でも
それは変えちゃいけないんだ!
やり直しがきかないから
みんな頑張って生きるんだ!
力を手に入れたからって自分の都合で
歴史を変えちゃいけないんだ
リフィル「そうね・・・。その通りだわ
ロイド「この剣は時を越えなくてもみんな助ける力を持ってる
俺は過去を変えるんじゃなくて
未来を見るんじゃなくて、明日を作るためにこの剣を使う
ごめん先生。でも、わかってくれ
リフィル「ロイド・・・謝るのは私の方だわ。ごめんなさい
125:魔界の実力者
ロイド「あんな強力な敵がうろついてるなんて
コレット「おおきかったねぇ。
骸骨になっちゃう前はきっと大きなお家に住んでたんだね
ロイド「あんな人間いないだろ・・・。角あったし
リフィル「あれは魔界の実力者の
成れの果てかもしれないわね
ジーニアス「魔界? そんなの、言い伝えじゃないの?
リフィル「そうとも言い切れないわ。悪魔や悪霊も私たちの生態系では
考えられないもののはずでしょう?
立証はされてないけど、おそらく私たちが
悪魔や魔族と称しているものの住み暮らす世界があると思うわ
ロイド「魔界の実力者か・・・。
でも倒しちゃったんだし、もう大丈夫だよな
ジーニアス「だといいけど・・・
126:魔界の実力者再び
ロイド「アイツ、強くなってた・・・
リフィル「戦いうたびにかつての力を取り戻しているのかしら・・・。
そんなことが・・・
ジーニアス「多分、また出てくるよ。
そのときは今より強くなってるのかも・・・
ロイド「どうすりゃいいんだよ!
リフィル「戦いを求めてさまよう霊・・・
おそらく、全ての力を取り戻したときにこちらが力で上回れば
あの手の戦いに全てを賭けた魂は消滅するわ
ロイド「アイツの真の実力を上回って
諦めさせればいいってことか・・・
127:魔界の実力者三度
ロイド「終わったのか・・・?
リフィル「ええ。もう現れることもないでしょう
コレット「あの骸骨さんもこれえ救われたね
ロイド「救われた?
コレット「諦めたんだとしたらなんかつらいけど、満足したんだとすると
もう苦しみから解放されたってことだもん
ロイド「苦しかった・・・そんなの考えもしなかった
リフィル「あのモンスターも戦いを求めてしまうような
なにか訳があった、と言うことかもしれないわね
コレット「でも、もうそれも満たされたんじゃないでしょうか?
リフィル「・・・魔界の者といっても、私たちと同じ
考える知性がある。存在する理由がある
そんな当たり前のことも先入観で
見落としていたなんて・・・。私もまだまだね
ロイド「戦って倒しただけでも
誰かを救えるときがあるんだな
コレット「ロイドが一生懸命頑張ったから
骸骨さんも満足したんじゃないかな
ロイド「・・・コレットってすごいよ
コレット「え?
ロイド「コレットのおかげでさっきのヤツは救われたんだよ
リフィル「そうね。コレットがこの話をしなければ
彼はモンスターとしてただ倒されただけですものね
128:手配書の似顔絵
ロイド「なんだよ! あの手配書の似顔絵は
せっかくの二枚目がだいなしだ
ジーニアス「そっかな。僕は結構似てると思うけど
ロイド「へへへっ・・・ジーニアス。面白いこというね
ジーニアス「じょ、じょーだんだよ
129:居眠りしてないもん
ロイド「だーっ!! なんでこんなに暑いんだ!!
ジーニアス「言い伝えによると、この地方のどこかに
イフリートに通じている門があるんだってさ
このあたりが暑いのは、イフリートの影響なんだ
ロイド「イフリートに通じる門?
それってもしかして・・・
ジーニアス「うん。コレットたちが目指している封印ってのは
きっとそれのことだよ
ロイド「そうか、じゃあこの地方のどこかに
コレットがいるんだな
・・・それにしてもお前、物知りだなー
ジーニアス「ボクはロイドと違って
授業中に居眠りなんかしてないからね!
130:お祈り
ロイド「コレット何してるんだ
コレット「んと、シルヴァラントのみんなが
無事でありますようにって
ロイド「・・・そうか
コレット「ずーっとやってきた習慣みたいなものだから
やらないと変な感じがするの
ロイド「まめだなぁ。さすが神子だぜ
131:方向感覚
クラトス「ロイド、おまえは方向音痴か
ロイド「なにいってんだよ。森の中で暮らしてたんだ
方向感覚にはちょっと自信があるぜ
クラトス「それにしては、さっきから旧トリエット跡
とは違う方向に進んでいる気がするのだが
ロイド「え!? そ、そーかな?
クラトス「旧トリエット跡はトリエットの南西だ
ロイド「えーと、この季節の太陽の高さからすると・・・
こっちか
クラトス「わかっているのなら、そちらに向かって貰おうか
この旅は子供の遠足ではないのだからな
ロイド「・・・分かってるよ
132:待ってろ知的なハニー達
ゼロス「これから行くサイバックってのは
いい街なんだぜ〜
ロイド「へぇ? どんな所なんだ
ゼロス「王立研究院があるからか
昔から研究とか教育とかに熱心な街でよ
ロイド「・・・全然いい街じゃねぇよー
リフィル「そうかしら。素晴らしい街だわ
ゼロス「そーでしょー! やっぱさ
知性的な女の子が多いんだ、これが!
才女のほのかな色気ってのが
これまたもー・・・
リフィル「・・・呆れた
ロイド「・・・同感
133:コレットの無事を願う
リーガル「どうかしたのか?
プレセア「コレットさん・・・無事でしょうか
リーガル「無事であることを願うしかない
プレセア「私・・・必ずコレットさんを助けます
私のせいで、ロディルに
連れて行かれてしまったんですから
リーガル「・・・そうだな。過去は変えられぬ
できることをやるしかない。ただしんしに・・・
プレセア「はい・・・
134:コレットが先だ!
ロイド「こんなところにくるより
コレットを助けるのが先だ!
135:リーガルの欲しいもの
ジーニアス「ねえ、リーガル。プレセアのプレゼントのお返しって
何にすればいいと思う?
リーガル「そうだな。自分がもらってうれしいものを
あげればいいのではないか
あるいは・・・そう花とか・・・
ジーニアス「へー、リーガルって花をもらいたいの?
リーガル「いや・・・社交界の女性は部屋いっぱいのバラなどを贈ると
喜んでくれたのだ
ジーニアス「そんなの無理だよ・・・
136:ロイドの欲しいもの
ジーニアス「ねえ、ロイド。プレセアのプレゼントのお返し
何にすればいいと思う?
ロイド「手作りの首飾りとかは?
ジーニアス「ロイドがコレットにあげたのと同じじゃない
芸がないなぁ
ロイド「芸がなくて悪かったな
ジーニアス「ロイドなら、何をもらうと嬉しい?
ロイド「そりゃ、マーボーカレー一年分とかだな
あと木刀セットとか・・・
ジーニアス「はぁ・・・ロイドにきいたのが間違いだったよ
137:ディザイアンの英雄
ロイド「フォシテスって奴は・・・五聖刃の連中の中でも
ちょっと雰囲気が違ってたな
クラトス「あれは・・・過去にテセアラで起こった
ハーフエルフの虐殺事件の際
首謀者の人間を一人残らず殲滅した
ディザイアンの英雄だ
ロイド「・・・英雄・・・
クラトス「騎士道精神に溢れ、同士には優しく
敵には鬼神の如く対したという
ロイド「人から見れば、とんでもない悪党なのに
ハーフエルフからみれば、まさに英雄なんだな
クラトス「そうだ。だから戦いは悲しい
勝つということは相手の犠牲と悲しみを生むことだ
ロイド「お互いを認め合える世界に
フォシテスが生まれていたら
もしかしたら
俺たち分かり合えてたかも知れないんだな
クラトス「・・・あるいは、そうかもしれぬ
138:立派な神子
ゼロス「・・・やれやれ
ロイド「ゼロス・・・お疲れ
ゼロス「ん? ああ、いやー、俺さまの人徳って奴よ
ロイド「それに、ゼロスの機転だな
ゼロス「いやいや、アレはコレットちゃんの
迫真の演技がだなぁ・・・
ロイド「俺、ゼロスは立派な神子だと思うぜ
ちょっと性格が軽いけど
ゼロス「・・・そんなに信頼されちまってもなぁ・・・
悪い気はしねぇけどよ
139:さまよう精霊
しいな「ん〜・・・
プレセア「・・・? しいなさん?
しいな「ん? どうしたんだ?
プレセア「何か考え込んでるようでした
しいな「いや、結構世界を回ったけど
マクスウェルの噂は聞かないな、と思って・・・
プレセア「マクスウェル、ですか?
しいな「ああ。力を貸して貰えれば
いいなぁとか考えてるんだけどね
プレセア「人があまり立ち寄らないところに
封印があるのでしょうか?
しいな「どうだろうね?
でも、あたしはどこかに神殿があってその封印にマクスウェルが
待っているとは思えないんだ
プレセア「何故ですか?
しいな「はは・・・それなら伝承に残っているはずだもの
アスカと同じようにさまよっているのかも・・・
プレセア「・・・では、アスカと同じように呼ぶことが
出来ないでしょうか?
しいな「そうだね・・・何にしても、情報が少なすぎるよ
プレセア「・・・そうですね
140:おかえりコレット
ロイド「おかえり、コレット
コレット「・・・ただいま
ロイド「ん? どうしたんだ
コレット「うん、あのね。ロイドのおかえりって言葉
すごく好きなの
ロイド「え・・・何で・・・?
コレット「私が正気を取り戻したときも
おかえりって、言ってくれたでしょ?
ロイド「フウジ山岳でのことだな
コレット「うん。私、嬉しかった
ロイドがおかえりって言ってくれると
私、本当にもどってこれたって実感できる気がするの
ロイド「そっか・・・。俺、いつでも何度でも言うぜ
コレット「うん
141:おかえりジーニアス
ロイド「それにしても・・・よかった
ジーニアス「え?
ロイド「ミトスはおまえも一緒に
連れていこうと思ってるんじゃないかって・・・心配だったんだ
ジーニアス「ミトスが・・・ボクを?そうなのかな。だってミトスは
ロイドの体を奪おうとしたんだよ
ロイド「そりゃまあそうだけど
ジーニアス「仮にボクに来て欲しかったのだとしても・・・
こんなの友達のやることじゃないよね
ロイド「ああ。そうだな。あいつは
ジーニアスの友情も・・・踏みにじったんだ
ジーニアス「ロイド。ミトスを・・・止めようね
ロイド「倒そうね・・・じゃないんだな
ジーニアス「ごめん。でもミトスがこんなことやめて
マーブルさんみたいな思いをした人たちに
謝ってくれたらって思うんだ
謝って許されることじゃないけど
その気持ちが本当なら・・・助けてあげたいって思う
ロイド「・・・あいつが本当にそう思ってくれるなら
俺はジーニアスのやることを止めないぜ
でももしもそれが無理だったら
俺は俺の親友を傷つけたあいつを許さない
ジーニアス「・・・うん。分かってる
ごめんね、ロイド。それから・・・ありがとう
142:おかえりリフィル
ロイド「先生が戻って来てくれて、ほっとしたよ
リフィル「まあ、頼りにしてくれているのね
ロイド「ここから先は、俺の頭じゃたちうちできないような
仕掛けがあるかも知れないだろ
リフィル「まるで便利屋扱いねぇ
ロイド「ち、違うよ! それにこの戦いが終わったら
一緒に旅に出るって約束だったろ
だから俺・・・本当に戻ってきてくれて
嬉しいんだ
リフィル「分かっていてよ。そうね。約束を果たすためにも
みんなで生きて帰りましょう。私たちの大地に
ロイド「ああ。かならず
143:おかえりプレセア
プレセア「・・・自分の意思で動けるというの
嬉しいものだったんですね
ロイド「ああ。そうだよな
当たり前のことだけど、クルシスの輝石やエクスフィアは
その当たり前のこともできなくしちまうんだな
プレセア「寂しいから、誰かに寄生して融合する
無機生命体は・・・
いつまでも孤独な生き物なんですね
ロイド「孤独?
プレセア「だって、相手と融合してしまったら
・・・二人は一人になってしまいます
また・・・寂しくなってしまいます
ロイド「そういわれてみればそうだな
プレセア「彼らは・・・私と同じ。ずっと孤独です・・・
ロイド「俺がいるだろ
プレセア「・・・え・・・
ロイド「プレセアをおいていかないって
・・・約束しただろ
プレセア「・・・はい
ロイド「ずっと二人だ。二人なら、寂しくないだろ
プレセア「・・・はい!
144:おかえりしいな
しいな「ロイド・・・
ロイド「ん? どうした?
しいな「・・・ううん。ごめん。なんでもない
ただ・・・名前を呼んでみたかったんだ
ロイド「何いってんだよ、変な奴だなぁ
しいな「・・・だってさ。あたしが本当に自分を取り戻せたのか
・・・心配だったんだ
ロイド「しいな。俺の目をみろよ
しいな「え・・・あ、うん・・・
・・・・な、何だか恥ずかしいよ!
ロイド「大丈夫。しいなは大丈夫だ
しいな「え? なんでさ
ロイド「目が・・・いつもの優しいしいなだったよ
だから、しいなにはもうミトスが
とりついたりしてない
あいつはデリスカーラーンに
いっちまったんだよ
しいな「・・・あ、ありがとう。うん、そうだね
あたしは・・・大丈夫さ
あんたがいるから・・・
145:おかえりゼロス
ゼロス「・・・・・・
ロイド「ゼロス・・・何か怒ってないか?
ゼロス「・・・怒ってるように見えるか?
ロイド「見える
ゼロス「そうか・・・。実は怒ってるんだ
ロイド「・・・あのなぁ。なんで怒ってるんだよ
ゼロス「何でだと!?
ミトスの奴は、知性と美貌とたくましさを兼ね備えた
このゼロス様の体を奪おうとしやがったんだぜ?
まったくあのクソガキめ!
ロイド「知性云々はどうでもいいけど
まあ確かに腹が立つよな
ゼロス「いたずら小僧には・・・お仕置きだ
覚悟しとけよ、ミトス・・・
俺を本気にさせやがった代償は高くつくぜ
146:おかえりリーガル
リーガル「恐ろしいものだな・・・
ロイド「何がだ?
リーガル「ミトスがとりついた瞬間から
私の中に四千年分の奴の記憶が流れ込んできた
もうほとんど思い出せないが
深い哀しみと孤独だけは今も覚えている
ロイド「四千年分の孤独・・・か
リーガル「人は一人では生きていけぬ孤独は人を狂わせる
ロイド「たとえミトスが、そのために道を踏み外したんだとしても・・・
俺たちはそれを同情するべきじゃない。奴の哀しみのために
罪もない人々もまで、道連れにするのはおかしいんだ
リーガル「・・・そうだな。たとえ背負いきれぬ程の罪でも
背負わなければならない
しかし同時に、彼をそんな闇に追い込んだ世界も
同様の罪を背負うべきだろう
ロイド「ああ。みんな変わらなくちゃな
もちろん・・・俺たちも
リーガル「我々の戦いは、この先も続くのだな
ロイド「みんなが当たり前に暮らせる世界ができるまでな
147:おかえりクラトス
クラトス「・・・強くなったな
ロイド「え?
クラトス「剣の腕はむろんだが
・・・成長したのだろうな、精神的にも
ロイド「そうかな。そうだといいんだけど
クラトス「これで安心した。アンナも、喜んでいるだろう
ロイド「母さん・・・喜んでくれてるかな
クラトス「アンナは全ての命が尊ばれる世界を望んでいた
息子のおまえが、それをめざし、必死に戦っている
おまえの無事を案じながらも・・・喜んでいるだろう
ロイド「・・・そうだな。
一緒に父さんも・・・戦ってくれてるもんな
クラトス「・・・フ
148:眠れない夜は・・・
クラトス「・・・眠れぬか? 神子
コレット「あ・・・いえ・・・だいじょぶです
クラトス「眠れぬ夜が長くてつらいなら星を数えるといい
全て数えきるには・・・人生はあまりに短いが
コレット「・・・そうですね。そうしてみます
149:どうしてコレットだけ・・・
しいな「他の天使はしゃべれるのに、どうしてコレットだけ
こんなことになっちまうんだい?
リフィル「分からないわ・・・
しいな「分からないじゃないだろ!
あんたいつも偉そうにしてるじゃないか!
何でも知ってるんだろ!
コレットを助ける方法ぐらい知らないのかい!
リフィル「・・・神子とは自分の人間性と引き替えに
世界を救う存在なのかも知れないわ
しいな「なんだい! その言い方は!
あんまり冷たいんじゃないのかい!?
リフィル「じゃあどうしろっていうの!
しいな「・・・リフィル・・・
リフィル「私だってコレットがどうなってもいいと
思っているわけじゃないわ!
でもコレットが天使にならなければ、世界は滅亡してしまうのよ!
あなただって、テセアラを救うためにコレットを
殺そうとしていたのではないの?!
しいな「・・・悪かったよ
リフィル「・・・いいえ。私も・・・
少し興奮してしまったみたいだわ
しいな「あんたも・・・つらいんだね
リフィル「一番つらいのは・・・コレットよ
150:ノイシュ頼んだぞ
ノイシュ「ウォーーーーーン
クラトス「・・・とうとうここまできたか
ノイシュ「ウォーン
クラトス「・・・ロイドを・・・頼むぞ
ノイシュ「クゥーンクゥーン
151:エターナルソードと資格
ロイド「エターナルソードが目の前にあるのに
なにもできないなんて・・・
リフィル「仕方がないわ。私たちにはどうすることもできないと
知っているからユグドラシルは剣をここに置いて行ったのよ
リーガル「ユグドラシルの言っていた資格とはなんだろう?
リフィル「その話は後よ。今は一刻も早くコレットの病気を治さないと
152:世界を救うため
しいな「天使って・・・何だろうね
ロイド「分からない・・・。ただこのままじゃ
コレットが辛すぎる
コレット「ううん。そんなことないよ。だって・・・私は
天使になって世界を救うために・・・今まで生きてきたんだもの
ロイド「違う! コレットはコレットとして生きるために生まれたんだ
・・・そうだろ
コレット「・・・エヘヘ、そだね
153:初めての契約
しいな「よかった・・・
コリン「しいな! おめでとう!
しいな「ああ、ありがとう!
精霊研究所で習ったことが、ようやく生かせたよ
コリン「そうだね。あんなイヤな連中から習ったことでも
役に立つんだね
しいな「まだ・・・あいつらのことが許せないかい?
コリン「・・・コリンのこといじめたんだもん
大っきらい。コリンの友達はしいなだけ
しいな「うん・・・
コリン「しいながコリンを助けてくれたから
コリンもしいなを助けてあげる
しいな「わかった。ありがとう、コリン
154:思い出のヘイムダール
リフィル「ついにここまできた。ヘイムダール・・・
私が生まれ育った純粋なエルフのみが暮らす集落
ロイド「先生、なに怖い顔してんだよ
リフィル「いいえ、なんでもなくってよ
さあ、行きましょう
ロイド「あ、ああ・・・
155:久々のリフィル先生
リフィル「素晴らしい!
ロイド「う、うわ。久々に出た
リフィル「そうだ。久々なのだ
この薬草が人の世界にあらわれたのは
文献によると百三十年前の
オルフェ事変にまでさかのぼる
コレット「うわー、先生の授業、久々だねぇ〜
ロイド「呑気なことゆーな!
おいリーガル、先生をとめてくれ
リフィル「じゃまをするな、リーガル
私はオルフェ事変の歴史的意義を語るところなのだ
リーガル「オルフェ事変か。あれは近代テセアラ史における
重要な出来事だな。詳しく話すといい
ロイド「うわー勉強したくねーよー
156:しいなの悪夢
しいな「頭領! みんな! 逃げて!!
ハァハァ
コレット「どうしたの? すごい汗・・・
しいな「いや、何でもないよ
コレット「でも、しいな、うなされてたよ
しいな「ホントに何でもないんだ!
コレット「・・・そっか、ごめんね
しいな「また・・・あの時の夢・・・
157:人間牧場
ジーニアス「ねぇ、ロイド
人間牧場って何のためにあるのかな?
ロイド「うーん、何かを作っているようにも見えないしどう見ても
ただ人間を痛めつけているようにしか見えないよな
ただ一つ言えることは・・・
ジーニアス「言えることは?
ロイド「絶対に許せねーってことだ
158:大丈夫だってば
ジーニアス「姉さんにしかられないかな
ロイド「大丈夫だよ。先生がもどってくる前に
教室にもどればいいんだから
コレット「でも、リフィル先生も聖堂へ向かったんだよね?
ジーニアス「ばったり会っちゃったりして・・・
ロイド「へ、へへ・・・大丈夫だよ、多分
159:職人・ダイク
ジーニアス「ねえロイド、前から気になってたんだけど・・・
ロイド「あ? なんだよ
ジーニアス「ロイドとダイクおじさんってさ
どうやって生計をたててるわけ?
ロイド「せいけい?
ジーニアス「・・・ごめん。えーっと、どうやってお金とか稼いでいるの?
ロイド「ときどきオヤジのところに細工物の
依頼が来るんだよ
結構、金になるらしいぜ
ジーニアス「へえ、ダイクおじさんって有名なんだね
ロイド「そのスジでは有名なんだってさ
160:ロイド、神託を語る
ロイド「それにしても
神託ってそんな大したことが
起きるわけじゃなかったんだな
ジーニアス「どんなことが起きると思ってたの?
ロイド「そりゃ、すげーことだよ
ジーニアス「例えばどんなことさ
ロイド「山よりデカイ天使がさー
救いの塔を抱えて空から降りてくるんだよ
それで地面に塔を突き立てるんだ
ジーニアス「・・・ロイド。寝言は寝てから言ってよね
161:返さなきゃダメ?
ロイド「あ、やば
ジーニアス「どうしたの?
ロイド「ソーサラーリング、返してくるの忘れちゃったよ
ジーニアス「だったらファイドラさんに
返しておけばいいじゃない
ロイド「・・・なあ
ジーニアス「ダメ
ロイド「苦労して手に入れたんだぜ?
しばらく使わせてもらってもバチは当たらないって。
なっなっなっ?
ジーニアス「もうっ、しょうがないなぁ。
悪いことには使わないでよね
162:ロイド、天使を思いやる
ロイド「天使って、ホントに翼が生えてるんだな
ジーニアス「うん。マーテル教の教典と同じだね
ロイド「でもよ。服を着たり脱いだりするの
めんどくせぇよな?
ジーニアス「え? そ、そういえばそうだけど・・・
ロイド「洋服にさ、翼を通す穴も空けなきゃいけないし
ジーニアス「っていうか、ロイド、そんなこと気にしてたの?
ロイド「だって気になるだろ。寝るときだって邪魔だろうし。
・・・天使って案外不便なのかもな
ジーニアス「・・・そうだね
163:ロイドの取り柄
ロイド「それにしても、あのクラトスとか言うヤツ
むかつく!
ジーニアス「足手まといだって言われたの
まだ根に持ってるの?
ロイド「そりゃ、あいつは強いけどさ!
ジーニアス「たったひとつの取り柄けなされちゃ
腹立つよねー
ロイド「たったひとつってゆーな!!
ジーニアス「あははは
164:ジーニアスの友達
ロイド「これから会いにいく友達って
もしかして給食のパンを渡してる奴か?
ジーニアス「え、知ってたの?
ロイド「だっておまえ、いつも給食の時
パンをカバンに隠してるからさ
ジーニアス「うん・・・
いつも食べるものがなくて辛そうなんだ
ロイド「村だって食糧不足なのに、えらいなおまえ
ジーニアス「そ、そんなことないよ
ロイド「照れるなよ! きっとその犬も感謝してるぜ!
ジーニアス「え、い、犬?
違うよ! 犬じゃないよ!
人間だよ!
ロイド「え、そうなのか? てっきり先生に内緒で
犬を飼ってるんだと思ってた
165:コレットの証拠
ロイド「コレットたち、どこら辺にいるんだろうな
ジーニアス「トリエット砂漠は広いから
簡単には見つからないかも
ロイド「街には立ち寄ってるよな?
ジーニアス「うん。そこで何か聞けるといいね
ロイド「そうだな。コレットが立ち寄ったに違いないって
証拠でも残しておいてくれるといいんだけどな
ジーニアス「学校の壁みたいにね
ロイド「さすがにそれはないだろ
ジーニアス「そうだよねぇ
166:寂しい旅立ち
ジーニアス「・・・ロイド
ロイド「・・・ん?
ジーニアス「ごめん・・・ボクのせいで・・・
ロイド「おまえのせいじゃない。もう気にするなよ
ジーニアス「でも!
ロイド「ジーニアス、今は俺たちのできることをしよう。
考えると・・・悲しくなるだけだ・・・
ジーニアス「うん・・・
ロイド「とにかく、早くコレットたちに追いつこうぜ
ジーニアス「そうだね・・・
167:ディザイアンがいなければ
ロイド「なあ、ジーニアス
ジーニアス「なに、ロイド
ロイド「なんでディザイアンなんかいるんだろうな
やつらさえいなければ
みんな幸せに暮らせるのに
ジーニアス「そうかな・・・
ほんとにみんな幸せに暮らせるのかな
ロイド「
ジーニアス「あ、ゴメン
ディザイアンが悪の元凶なんだよね
ロイド「んなこと、決まってるだろ
ジーニアス「・・・うん。そうだよね
168:強くなるんだ!
ロイド「ハァッ! エイヤッ!!
ジーニアス「がんばってるね、ロイド
ロイド「ああ
ジーニアス「クラトスさんみたいに強くなれるといいね
ロイド「・・・足手まといになんかなるもんか
169:未知の技術
ロイド「しっかし、この建物どういう技術なんだろう・・・
扉が勝手に開いたり
見たことないものがたくさんある
ディザイアンって、一体どういう奴らなんだ?
170:ロイド、素直に反省する
クラトス「まったく無茶なことをしたものだな
リフィル「そうよ。ロイド
もし私たちが間に合わなかったら
どうなっていたか・・・
ロイド「オレだって好きであんな所にいた訳じゃない。
ちょっと油断した時につかまっちまったんだ
クラトス「その油断が今回の事態を生んだのだ
ロイド「う・・・
コレット「もういいじゃないですか、クラトスさん。
みんな無事だったんだし
クラトス「・・・
ロイド「・・・ごめん、みんな。
ありがとう、コレット
リフィル「素直に反省してるし
もうこれぐらいにしておきましょう
171:助けてジーニアス!!
ロイド「だめだぁ〜・・・出口、ちっともわかんねぇ〜。
ジーニアス、来てくんねぇかな
172:お手柄ノイシュ
ロイド「なぁ、ジーニアス。
おまえ、よくコレットたちを見つけてこれたな
ジーニアス「ノイシュのおかげだよ
ノイシュ「ワフワフ!
ジーニアス「いったんトリエットにもどって
ノイシュにコレットの匂いを
辿ってもらったんだ!
ロイド「すげーな、ノイシュ! お手柄だな!
ノイシュ「ワォーン!
クラトス「おまえより役に立つな
ロイド「・・・悪かったな
173:世界救済を背負う旅
クラトス「神子はともかく
世界救済の旅を行っている一行には見えんな
リフィル「まだロイドとジーニアスのこと
認めていないのかしら?
クラトス「世界の運命を担うには心も若すぎる
彼らに救済の旅の責任を負いきれるかな
リフィル「私もエルフとはいえ、小さな村の教師。
あなたはお金で働く傭兵
そういう意味では私たちも世界救済という大業は
荷が勝ちすぎているのではなくって?
クラトス「フ、確かにな・・・
174:コレット、得意の壁の穴
ジーニアス「ねぇコレット
コレット「なぁに?
ジーニアス「トリエットの壁の穴、どうやって空けたの?
ロイド「そうだ、俺もそれが聞きたかったんだ
コレット「あ、あのね、えっとね、先生のファンの人たちが
先生を追いかけ回してね
ロイド「それで?
コレット「クラトスさんが、ファンの人を追い払ってね
ロイド「うん、それから?
コレット「私が転んで、壁にぶつかったの
ロイド「そうか、大変だったな
コレット「エヘヘ。でもだいじょぶだよ!
ジーニアス「・・・意味がわかんないんだけど
175:ノイシュの心配
ノイシュ「クゥーンクゥーン
クラトス「・・・どうしたのだ?
ロイド「あんたがさっきから、少しも水を飲まないんで
ノイシュが心配してるんだよ
クラトス「私なら大丈夫だ
それよりジーニアスや神子に優先して水を与えろ
コレット「私ならさっき沢山いただきました
ジーニアス「ボクもいっぱい飲んだよ
ロイド「だってよ。ノイシュがこんなに心配してるんだ。
我慢しないで少しは飲めよ
クラトス「フ・・・。わかった
ノイシュ「ワォーン!
176:クラトスの真意
リフィル「ねぇ、クラトス
クラトス「どうした?
リフィル「あなたはどうして
コレットの護衛を引き受けたの?
クラトス「フ・・・私は傭兵だからな、それで食っている
リフィル「つまり、仕事だからってこと?
クラトス「ああ、そうだ
リフィル「本当にそれだけ?
クラトス「それだけだ・・・
177:遊びに来てるんじゃない
ロイド「いい加減、砂漠には飽き飽きだぜ
クラトス「では村に帰るか?
ロイド「そんなのできるわけないだろ。
俺、追放されてるんだから
クラトス「ならば、そのことを忘れて
観光気分でものを言うのはやめるのだな
ロイド「・・・悪かったよ
178:クラトス、ロイドを鍛える
ロイド「あ、いってぇ・・・。もうこのへんにしておこうぜ
クラトス「まだだ。剣をとれ
ロイド「もうそんな体力残ってないって
クラトス「無駄口をたたけるだけ残っていれば十分だ
ロイド「なんで俺だけ・・・
クラトス「いざとなったらお前のお守りまで
していられないからな
自分の身は自分で守れ
ロイド「くっそー、いいやがったな。いくぞ! ええぃ
クラトス「フッ、その意気だ
179:暑くてもだいじょぶ・・・
ロイド「あつー・・・なぁ・・・いったん帰らねぇか?
クラトス「何を言っている。まだ封印を解放していないぞ
ロイド「でもさぁ、ただでさえ暑いのに
さっきからいったり来たりして
もうへとへとだよ
コレット「多分、もうすぐだから、がんばろうよ。ね?
ジーニアス「でも、コレットこそ、ずいぶん顔色悪いよ?
コレット「だいじょぶだよ〜。
だいじょぶ、だいじょぶ・・・
ジーニアス「コレットが倒れちゃったよ!
リフィル「大変だわ! 無理をしていたのね
クラトス「気付かぬとは・・・うかつだった。
しばらく休もう
180:ドワーフのせいじゃない
リフィル「さっきのあれは・・・
クラトス「どうしたのだ?
リフィル「いえ・・・。さっきの刺客の着ている服
ちょっと独特ではなかった?
クラトス「ふむ、あまり見かけないものだな
ロイド「わかった! ドワーフの衣装じゃねーか?
俺の服も親父が作ってくれたんだ
なぁなぁ、ちょっと似てねーか?
ジーニアス「どこが似てるんだよ!
クラトス「・・・ドワーフに育てられると
こうなるのか・・・
181:コレットの偽物
ロイド「コレットのにせものなんて、とんでもねーな!
リフィル「そうね、とんでもないバチあたりだわ
コレット「エヘ、にせものなんて、なんだか有名人みたいだね
ロイド「おまえなー、おまえは今
世界中が注目する有名人なんだぞ!
コレット「あ、そうだったね。なんだか実感ないけど
ロイド「おいおい、大丈夫かよ?
182:ニセ神子たちのナゾ
ロイド「あのにせものたち、俺たちの真似をしてるんだよな
リフィル「するとあの下品なリーダーがロイドね
ジーニアス「あはははは。そっくりじゃない!
リフィル「あの少女がコレットで
魔法使い風なのは、私でしょうね
ジーニアス「え・・・じゃあ、あの猿みたいなのは・・・
コレット「ジーニアスなの?
ジーニアス「ちがうよ! きっとクラトスだよ!
クラトス「・・・・・・
183:変なリフィル
クラトス「この近くに間欠泉があったな
リフィル「ソダ島ね。観光名所になっているはずだわ
ロイド「間欠泉? なんだそりゃ
ジーニアス「一定の周期で温泉が噴きだしてるんだ。
そんなことも知らないの?
ロイド「し、知ってるよ。当たり前だろ。
ちょっとど忘れしただけだ
ジーニアス「ボク一度見てみたかったんだよね
クラトス「ふむ。立ち寄ってみるか?
ロイド「すげー! 早くみてぇ!
リフィル「だめです!
ロイド「な、何怒ってるんだよ
リフィル「・・・再生の旅が優先よ。
ソダ島になんて行きませんからね!
ジーニアス「変な姉さん・・・
184:ユグドラシルの目的
ロイド「あのユグドラシルって奴が
クルシスの一番偉い奴なのかな
リフィル「ええ。恐らく眠っているというマーテルが
象徴的存在で
ユグドラシルがその計画を遂行しているのでしょうね
ジーニアス「クラトスはあのユグドラシルって奴の
部下だったんだね
ロイド「あいつ、コレットをマーテルにして
どうしようって言うんだ
リフィル「・・・それよりもマーテルがどうして器となる
体を必要としているかが気になるわ
ジーニアス「そうか。それってつまり
体がないってことだもんね
ロイド「なぁ・・・体がなくて
その・・・心だけっていう存在になっても
生きていられるもんなのか?
リフィル「・・・現にコレットは、心を失って生きているわ。
逆もあり得るのでしょうね
ロイド「そういえばそうだな
リフィル「どうしてマーテルが体を失ったのかがわかれば
ユグドラシルが
何をしようとしているのかも・・・
わかるかもしれないわね
185:裏切りのクラトス
ジーニアス「クラトスさん・・・
最初からボクたちをだましてたんだね
リフィル「どこかおかしいとは思っていたけど・・・
でも・・・結局は見過ごしてしまった
愚かしい自分がいやになるわね
ロイド「・・・ちくしょう!
クラトスの野郎・・・絶対許せねぇ
ジーニアス「ロイド・・・
186:ロイドの屈辱
しいな「ロイド、あんたさっきは
クラトスの奴相手にいい勝負してたね
結構、腕をあげたんじゃないのかい?
ロイド「クラトスがあの程度のはずがない・・・。
あいつ、手を抜いてやがったんだ・・・!
くそ、バカにしやがって
187:クラトスは敵なのか?
リフィル「・・・敵だったとはね
しいな「クラトスのことかい?
リフィル「ええ・・・
確かに知りすぎているとは思っていたけれど・・・
ロイド「俺たちが馬鹿正直に再生の旅なんてしてるのを
横で小馬鹿にしてやがったんだ
リフィル「・・・そうかしら。彼の言葉・・・特に・・・ロイド?
あなたに対する言葉には
優しさのようなものを感じたのだけれど
ロイド「あいつが? 冗談だろ
しいな「・・・でも確かに、アスカードの牧場でエクスフィアの製造を
見たあたしたちに、あいつがかけた言葉は・・・
クルシスの血も涙もない
天使たちの仲間とは思えなかったよ
ロイド「じゃああいつは
どうしてコレットを連れていこうとしたんだよ
リフィル「・・・わからないわ
ロイド「そうさ。わかってることは・・・あいつの目的と
俺たちの目的は・・・同じじゃないってことだ
しいな「・・・そうだね
188:待ってろ世界のハニー達
ゼロス「そっかぁ、しいなはミズホの里にもどっちまったのか。
かぁ〜、あの豊満なボデー、久しぶりに拝みたかったぜ
ロイド「・・・そういえば、ゼロスはしいなと知り合いなんだろ?
ゼロス「知り合いだなんて、ロイドくん。それは大いなる誤解だよ
ロイド「じゃあ何なんだ?
ゼロス「恋人。ハニーって奴よ♪
ロイド「え! そうだったのか
ゼロス「未来のな
ロイド「なんだ。嘘か
ゼロス「ウソじゃねぇよ、おまえ! 世界中の女の子の半数は
俺さまの愛のしもべになる予定なんだから
プレセア「・・・その可能性・・・限りなくゼロ
ゼロス「・・・・・・・
189:プレセアのお仕事
ジーニアス「あの・・・プレセアってどんな仕事をしてるの?
プレセア「・・・木こり
ジーニアス「木こり・・・か。可愛い仕事だね!
えっと・・・すごく女の子らしいよ
ロイド「・・・女の子らしいかぁ?
190:トンガリマダラトビネズミ
ジーニアス「ねえ、プレセアは紅鮭くわえている
木彫りのクマ以外にも何か作ってるの?
プレセア「・・・ブローチ
ロイド「おお! それなら俺も作れるぞ。仲間だな!
ジーニアス「ボ、ボクだって作れるよ!
プレセア「・・・トンガリマダラトビネズミ
ロイド&ジーニアス「は?
プレセア「トンガリマダラトビネズミのブローチ
ゼロス「オゼットの周辺にだけ生息するネズミだよ
プレセアちゃんが作るトンガリマダラトビネズミのブローチは貴族の女の子たちに大人気なんだぜ
ロイド「・・・仲間・・・じゃないかもな
191:天使ユグドラシル
ロイド「あの時・・・救いの塔に現れてた天使
とんでもねー力だった
ジーニアス「うん・・・ケタちがいの力をかんじたね
しいな「さすがのあたしも
今度こそ死ぬかと思ったよ
リフィル「ユグドラシル・・・クラトスからそう呼ばれていたわ
ロイド「ユグドラシル・・・か・・・
192:天翔る翼
ロイド「しっかし、オレ、生まれて初めてなんだぜ。
空を飛んだなんて
ジーニアス「落ちちゃったけどね・・・
リフィル「エネルギー不足なのだから、しかたなくてね
ロイド「そうだな。また飛んでみたいけど
・・・今はそれどころじゃないしな
リフィル「ええ、急ぎましょう
193:俺は偽善者だ!
ロイド「コレット! おい、コレット。俺がわかるか?
ジーニアス「今のコレットには何を言っても無駄みたいだね
ロイド「くそ! あの時、世界とコレットを天秤に掛けられて・・・
俺は、一瞬世界を選んじまった
それがまやかしの平和だったってのに・・・
リフィル「仕方ないわ。自分の決断一つで・・・
世界を滅ぼすかも知れないとき
簡単に仲間の命を選べる方が・・・おかしいのよ
ロイド「でも俺は、あの時、コレットを見捨てた。
俺は・・・偽善者だ・・・ちくしょう!
194:幸せのお守り
ゼロス「メルトキオじゃ、プレセアちゃんが作る
幸せのお守りが、大ブームなんだぜ
ジーニアス「すごーい! さすがプレセア!
ロイド「へぇ・・・どんなお守りなんだ?
プレセア「・・・くま
ロイド&ジーニアス「は?
ゼロス「木彫りのクマだよ!
口に紅鮭くわえてるんだぜ
ロイド「・・・クマ・・・?
ジーニアス「・・・紅鮭・・・?
ゼロス「そいつを玄関においておくとな、金持ちになれるんだ
プレセア「・・・はい
195:オゼットとコレット
リフィル「オゼット・・・
ロイド「オゼットがどうかしたのか?
リフィル「何だか、聞き覚えがあるような・・・
ロイド「コレットのことじゃないか?
リフィル「
ロイド「オゼットとコレットって似てないか?
リフィル「(フン!)
ロイド「いってー、殴ることないだろ
196:テセアラの建築技術
ロイド「でっかい橋だったなぁ
リフィル「ええ。見事な技術ね。これだけの建造物
シルヴァラントでは作れないわね
ゼロス「そーでしょーそーでしょー!
こいつはな、テセアラでも有名な三公爵の一人
ブライアン公爵が傘下の会社に作らせた橋なんだ
リフィル「設計図が見てみたいわ
ゼロス「アルタミラって街に建設を請け負った
レザレノ社の本社があるぜ
そこに行けば見られるんじゃないか
リフィル「アルタミラ・・・
ロイド「・・・だめだぞ。寄り道禁止!
ジーニアス「いつもと反対だね
197:しいなのおまじない
しいな「コレットは元気になる〜。コレットは元気になる〜・・・
コレット「・・・・・・
しいな「・・・だめかぁ
ロイド「何やってんだ?
しいな「な、何でもないよ!
・・・ただコレットが正気になるようにって・・・
ロイド「そっか・・・
しいな「早く、元にもどるといいな
ロイド「ああ・・・そうだな
198:未知への探求心
ゼロス「コレットちゃーん
ホントに反応ねーな
しいな「こら! いたずらしてんじゃないだろうね
ゼロス「アホ! そんなことするか
しいな「あんたならやりかねないからねぇ
ゼロス「俺さまならって、どーゆー意味よ
しいな「あんた、前にあたしがシャワー浴びてるのを
のぞいてたじゃないか
ゼロス「それは、未知なるものへの探求心ってやつよ
しいな「・・・探求心が聞いて呆れるよ
ゼロス「・・・にしても、天使化か・・・。
俺さまは・・・こんなのごめんだぜ
199:ジーニアスは変わった?
しいな「あたしがいない間に、新顔が増えたね
ジーニアス「プレセアだよ
プレセア「・・・はい
しいな「へぇ・・・斧使いかい。ちょっとそれをもたせとくれよ
プレセア「・・・どうぞ
しいな「う、うわ・・・重・・・っ!
あんた、こんなモン振り回してんのかい?
プレセア「斧の重量で、破壊力が増大します
ジーニアス「さすが、プレセア! 理にかなってるよ!
プレセアって綺麗なだけじゃなくて賢いんだね!
しいな「・・・ジーニアス。あんたもずいぶん変わったね
マジェスティックファンタジアン © Azekura